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SS:霜月

 


森の端にあるその村は高い壁に囲まれていた。
恐らくはこれで森の魔物が入り込まないようにしているつもりなのだろう。
空を飛べる奴に対しては無意味だが、大概のはこれで手も足も出ない。
これがあるからこそ、こんな森の近くでもヒトは呑気に暮らしていられるのだ。

俺は高い石の壁を見上げながら辺りを伺った。
幸い今夜は月がない。
夜目の効かない中のやつらには、俺の姿は見え難いはずだ。
壁の近くに大きな木が生えていたので、俺はそれに登った。
張り出した枝と壁の間は俺の背丈の倍くらい離れていたが、その程度なら問題ない。
石壁に飛び移ると、そのまま上を走って進んだ。

心が逸って仕方ないが、ここでバレればそれまでだ。
あまり門に近づき過ぎると見張りに見つかる。
村の門の近くには大きな建物が見えた。
2階建てのその建物の入り口にはいくつもの角灯が下がり、下からは男たちの喚声が響いてくる。
俺は勢いをつけてその屋根に飛びつくと、しばらくジッと動きを止めた。
…大丈夫だ…どうやら下で気づいた様子はない。

たぶん夕方この村に入っていったあの隊商の連中だろう。
無事に森を通り抜けたことに安心して、酒盛りをしているらしい。
女たちは疲れたのか、早々に2階で眠りについているようだ。
今夜の俺はツイているようだ。

俺はこの隊商を追って森からこの村へとやってきた。
正確にはその隊商の中にいた一人の娘を追ってきたのだ。
俺がその娘を見つけたのは、昨日森の中でのことであった。
隊商の小休憩中、小用を足す為にその娘は一人で隊列を離れた。
そして俺はその姿を離れた木陰から覗き見していた。

くりくりとした目で、しきりに後ろに離れた同行者達を気にしている。
短めに切った髪に、化粧っ気のない顔は少し子供っぽくみえるが、健康的で俺の好みだ。
身体は細身だが、女としてちゃんと出るところは出ている。
そんな女が藪の中で大股を広げてしゃがみこんでいるのだ。
当然ながら俺の視線は、捲くり上げられた服の裾から見える華奢な脚に、自然と吸い寄せられた。
俺はその真っ白な太ももの奥にわずかに覘いた物を確かめたくて堪らなくなった。
そしてつい考えもなしに、ふらふらとその娘に向かって歩き出した。
だが用を足した娘は俺に気づきもせずに、さっさと隊商へと駆け戻ってしまった。
甘ったるい濃厚なメスの匂いが立ち昇る中で、俺はその後姿を指を咥えて見ているしかなかった。

様子をうかがいながら後を追いかけたが、流石に森の中では隊商は隙をみせなかった。
荷馬車だけでなく徒歩の者も混ざっているだけに動きは遅い。
しかし昼夜を分かたず常に見張りが立ち、男たちはいつでも武器を抜けるように怠りはなかったのだ。
そして手を出しかねているうちに隊商は森を抜け、この村へと入ってしまった。
この村から先はヒトの領域で、立ち木のまばらな草原だ。
だから俺にとっては今夜が最後の機会であった。
都合のいいことに隊商の誰もが緊張を緩めているようだ。
久しぶりの屋根の下、しかも壁で守られた村の中ということで安心しきっているのだろう。


宿屋の2階の雨戸は開け放たれていた。
中からは女達の、香水じみた甘い匂いが漏れ出てくる。
屋根に張り付いていた俺は、わずかに床を軋ませて窓から室内に降り立った。
出来るだけ音を立てないようには注意したが、俺の体重では限度がある。
幸い気づいて目を覚ましたやつはいなかった。

白粉や香水といったメス独特の匂いが部屋中に充満している。
その中に忘れもしない甘い匂いが混ざっている。
…あの娘の匂いだ…
他の女に気づかれないようにそっと忍び寄り、一人の女の顔に掛かった毛布をわずかにずらした。
間違いなくあの娘だった。
自分の身に迫っていることにも気づかず、安らかな寝息をたてている。
そのあどけない寝顔に、今すぐに飛び掛りたくなる衝動を何とか抑え、俺は娘を毛布ごと静かに抱き上げた。

…軽い…
娘の背丈は俺の半分くらいしかないし、その腰まわりも俺の腕程しかない。
これなら片手でも、楽に運べる。
俺は大事な獲物を間違っても落とさぬようにしっかりと抱え込むと、開いた窓から飛び降りた。
下に停められていた馬車の一台を踏み抜いて着地すると、そのまま村の門へと走り出す。
当然ながら目を覚ました娘が、毛布の中でくぐもった悲鳴を上げる…だが遅すぎた。
外からは決して開かないだろう馬鹿デカい門も、内側からは簡単に開けることができる。
数人掛かりで外すのであろうカンヌキも、俺の力をもってすれば楽々引き抜けた。
門の傍の櫓の上には見張りがいて、けたたましく笛を吹き鳴らして緊急事態を告げている。

「サルだ。猿の化け物が出たぞ」
「娘っ子が一人攫われた。追いかけろ」
騒ぎを聞きつけた男たちが表に出て来た時には、俺はとっくに森へと走っていた。
ヒトには見えない暗い夜道も、俺の目には昼間も同然で全く妨げにはならない。
それに隊商が丸一日歩いた曲がりくねった道も、まっすぐ突っ切ればその半分もかからない。
ましてや俺の脚ならばあっと言う間だ。
道を大きく外れて更に森の奥深くに入ってしまえば、やつらにはもう追いかけることなど出来はしないのだ。


俺は普段ねぐらにしている一番高い木の根元へ辿り着くや、娘を担いだまま駆け上った。
そして毛布をめくり、お気に入りの大枝の上に娘を立たせた。
一抱えもあるこの枝は俺が乗っても折れないほどしっかりしている。
ここでなら安心して楽しめる。

「近寄らないでっ!」
弱々しく腕を振って威嚇する娘の前にしゃがみ込むと、俺はじっくりと娘の全身をねめまわした。
はらりと毛布が落ちると薄手の夜着が風にはためき、めくれた袖口から華奢な腕が伸びていた。
硬い樹皮の上で縮こまる素足は痛々しい程に白く、恐怖と寒さに強張っている。
怯える娘は足元を見下ろすが、どうせヒトの目で地面が見えるはずもない。
ただ深い暗闇だけが広がっているだけだろう。
そこに強めの風が吹き始め、枝葉がザワザワとざわめき木全体がわずかにしなう。
足元がおぼつかない娘は、後ろ手に必死で幹にしがみついて震えていた。


早速俺は動けなくなっている娘の検分をすることにした。
落ちるのが怖くて、娘は幹から手を離せないらしい。
無防備にも突き出した胸を鷲づかみに揉むと、しっかりとした弾力とともに小さな鼓動が伝わってきた。
娘の鼓動は異常に早く、今にも心臓が破けそうなほどだった。
その時、可愛い突起が俺の指先に当たったので、布越しに摘み取るようにくりくりといじってみた。
今にも泣き出しそうな顔を背けて我慢する娘の姿が、なんともいじらしい。

寒さで既に硬くなっている小粒をつまんでいるうちに、夜着の前あわせが緩み始めた。
そして強く引っ張った拍子に、片方の乳房がつるりとはだけた。
それは華奢な手足の割りによく成長しており、ともすれば垂れそうになるところを張りのある若い肌が持ち上げている。
一度として日に焼いたことがないのか、揺れる乳房は血管が青く透けるほどに白かった。


俺は文字通り小躍りしながら、寒さに縮こまる乳首をつまんでは捻り、捏ね回しては引っ張った。
鼻をくすぐる甘い匂いと、きめ細かい柔らかな肌、そして薄赤く色づいた乳首…どうぞ嬲ってくださいと言わんばかりだ。
俺が頬擦りをすると娘はいやいやと首を振り、満月のような乳房が揺れ踊る。
俺はその先端に跳ね回る乳首を唇でぱくりと捕まえると、ちゅぱちゅぱと音をたてて啜り込んだ。

「イィヤァァー」
絹を裂く悲鳴が森にこだまする。
夜着の腰ひもを掴んで引き寄せると、一度は幹から引き剥がせたが、娘はすぐに振り返ってしがみ付きなおした。
そして指先が白くなる程の力を込めて、ごつごつとした幹から離れようとはしなかった。
結果として後ろ向きになった娘は、俺に尻を突き出す格好で固まってしまった。
しかしこの体勢はかえって都合がいい。
力みすぎてぷるぷると震えるふくらはぎを舐めると、娘の身体はびくりと引き攣るがそれ以上動けはしない。
乱れた服の裾を捲って頭から被ると、あの白いすべすべの太ももと可愛い尻が目の前にあった。
薄手の服の内側には、若いメスの甘酸っぱい体臭がこもっている。
自然と緩んだ俺の口一杯に生唾が湧き出してきた。


娘は夜着の下に簡素な下穿きをつけてはいたものの、それはここまで来る間に食い込んで恥ずかしい肉をはみ出させていた。
白蝋のように滑らかな下半身でぷっくりと膨らんだそこだけが毛に覆われており、卑猥さを引き立てている。
申し訳程度の布切れを横にずらすと、辛うじて隠されていた割れ目が顔を出した。
その光景に俺は思わずぐびりと唾を飲み込んだ。
人差し指を蜜壷に入れて、くちゅくちゅと動かすと淫らな汁が滲み出した。
たっぷりとまぶしてから指を舐ると、その甘酸っぱさに舌が蕩ける。
女はか細い悲鳴を上げるが、その声がまたなんともイイ声だった。
オスたるもの、こんな声を聞かされたら、勃たずにはいられないだろう。

俺は染みひとつない尻を両手で握り締めた。
小さくすぼまった肛門が丸見えになり、そこから続く柔らかな茂みを両手の親指で掻き分ける。
ぱっくりと開いた割れ目から現れたのは、桃色の花びらだった。
先程からチラチラと覗き見えてはいたが、こうして改めてみて見ると感慨も一塩である。
暗闇の中でひっそりと咲いた可憐な花は俺の期待以上のものであった。
憂いを帯びた花弁は夜露を含んできらめいており、指先で触れるにつれ赤みが増して色鮮やかに照り映える。
俺が舌先で撫で上げるとピクンと強張り、直接吸い付いて汁を啜ると締まりのある小さな尻がプルプルと震え出した。
俺は愛らしい尻たぶに顔をうずめ、優しく舌で愛撫を続けた。


適当なところで俺は唇の回りを舐め取ると、その場に立ち上がった。
このままいつまでもしゃぶりついていたい気もするが、俺の股間がもう限界だ。
ガチガチに硬くなり、息でもしているかのようにヒクヒクと脈動している。
久しぶりの女の中に、早く入りたいと急かしているのだ。
ここから先は激しく野性的に楽しませて貰おう。
俺は娘の細い腰を手繰り寄せると、肉棒の先で柔らかな陰毛をぞりぞりと掻き分けた。
人間のオスどもよりふた回りは大きい自慢の逸物だ。
最初はきついかもしれんが、すぐにヒィヒィよがるようになるだろう。

俺は数回腰を前後させて入り口を探り当てると、一気に奥まで突き込んだ。
「…イヤ…イヤァッ…ヒッ…ヒイイィッ…ヒギイッ・・・ギィッ…ギィッ…」
食いしばった口から漏れる悲鳴が、無理やり息を絞り出される音にとって変わる。
それはとても人の出したものとはとても聞こえず、イカレた鳥が啼いているとしか思えなかった。
大きく輪を描くような腰の動きに合わせて、娘の腹の中を俺の肉棒が掻き回した。
あんなに吸い取ったにも関わらず、中は汁気がたっぷりで、媚びるように俺のモノにしがみついてくる。
いい調子で尻を振っていると、時々痙攣でも起こしたように締め付けが強くなる。
どうやらそこが感じるらしい。
それが痛みなのか快楽なのかは知ったことじゃないが、それならもっと感じさせてやろうというものだ。

俺の手の中で、女の白い尻が水面のように波打っている。
俺の毛深い下腹が当たるたびに、娘のすべすべの肌が波紋の広がるように揺れるのだ。
試しに尻たぶを平手で軽く打つといい音がした。
ピシャピシャと叩く音に合わせて聞こえる呻き声も中々のものだ。
面白いので叩き続けていると、尻はみるみる真っ赤になって腫れ上がってきた。


ここで俺は娘を木の幹から引き剥がした。
慌てて娘はもう一度しがみ付こうとするがもう遅い。
貫いたまま抱えあげると、裏返して俺の方を向かせた。
見れば娘の顔は涙でぐしゃぐしゃになっていて、みっともなく鼻水まで垂らしていた。
キレイな顔が台無しだが、そこがまた可愛いとも言える。

娘は自分から俺の腰に脚を絡め、首にしがみ付いてきた。
よっぽど落ちるのが怖いのだろう。
娘をぶら下げたまま、俺は木の更に上へと登った。
先ほどの枝より一回り細いが、枝の張り出し方が丁度いいので俺はここに寝床を作っている。
四方に伸びた太目の枝に何本もの枝を組み合わせて、浅い籠のようにしたものだ。
旅人から奪った毛布や布切れを敷き詰めてあり、少々狭いが居心地は良い。
見晴らしも良く、森全体と白んできた東の空が見渡せた。
俺はその寝床に娘をおろすと、お楽しみの続きを開始した。
腰を打ち付けると枝ごとワサワサと揺れ、怯える娘は身体をすくめて悲鳴をあげた。

「イヤァァ…こんなこと…夢よ…悪い夢に違いないわ…」
それじゃ夢じゃないって所をしっかりと分からせてやろう。
俺は娘の頭を抱えこみ、見やすいように軽く持ち上げてやった。
これで目を開ければ俺たちの結合部分を見ざるを得ない。
血管を浮きたたせた俺の一物が、にちゃにちゃと音を立てて掻き混ぜている様子が丸見えのはずだ。


それにしても締め付けが凄い。
入れるときにきついのは勿論のこと、抜こうとすると俺のモノは締め上げられ、中身を搾り取られそうになる。
我慢しようにもそろそろ限界だと思ったところで、いきなり娘が暴れ始めた。
どうやら早くなった俺の腰さばきで、そろそろシメだと言うのがわかったらしい。
腕を突っ張らせて俺を押し退けようとしているが、それは無理というものだ。
俺は邪魔な両手を押さえ込んで動けなくすると、解放の瞬間に向けて突き進んだ。

「イヤッ!ヤメテッ!…中はイヤッ!…」
訳の分からんことを娘が言い出した。
中に出さずに何処で出せというのだろうか。
そんなたわごとは無視をして、俺は久しぶりの女の腹にたっぷりと子種を注ぎ込んだ。
その瞬間の娘の顔といったら、見ものだった。
一瞬凍りついた様に強張り、表情が消えた。
そして一拍おいて理解の色が広がり、堰を切ったように号泣しだした。

「…酷い…何故、私がこんな目に…」
涙混じりに娘の怨む声が上がる。
何故と言われても特別な理由なんぞある訳がない。
強いていえば、俺の好みだということと、たまたま目に留まっただけの話だ。
まぁこれもまた運命の出会いってヤツだろう。


出すものを出して萎えかけたものを引き抜くと、ぬるぬるとした汁が糸を引いた。
一旦立ち上がってそれを娘の顔に押し付けると、娘は顔を背ける。
そこで頬を2、3発引っ叩いてから、鼻をつまんで口を開けさせ、そこに一物を押し込んだ。
いつまでも泣いてばかりいて貰っても困る。
汚したものを自分できれいにさせるのは躾の基本だ。
俺は何度か娘を小突きながらも、最後のひと雫まで残さず舐め取らせた。
一方、愛液と精液でぐずぐずになった蜜壷は、見る影もなく汚れていた。
先ほどまでの可憐な花が、今では痰壷のような肉穴になり果てている。
だがこれはこれで淫らでそそるものがある。
指を入れて抉じ開けると、てろりと俺の精液が垂れてきた。


舌で舐め回されるうちに、俺の一物はまたしてもガチガチに硬くなっていた。
折角きれいになったばかりだが、こうなっては収まりがつかない。
どうせ汚れても、また舐めさせればいいだけの話だ。
諦めたのかもう大人しくなった娘は、もはや俺のなすがままだった。

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次の日から俺は娘の調教を始めた。
何しろ高いのが怖くて小便や大便すらも一人ではできなかったのだ。
最初は俺が太ももを抱えて大股開きにしないとならなかったが、すぐに腕を掴んで支えてやるだけで済むようになった。
俺の背中の毛づくろいの仕方もすぐに憶えた。
そしてあんなに嫌がっていたにも関わらず、数日後には自分から俺のチ○ポコからキ○タマ、ケツの穴まで舐めるようになった。
教え込む間に青痣や擦り傷がかなり増えたが、それも一月と経たないうちに消えた。


こうして娘の調教は進みオレは毎日可愛がり続けたのだが、結局一年と経たないうちに別れる事になった。
なぜなら娘が俺のガキを孕んだからだ。
流石に膨れた腹のまま、木の上で生活させ続けるには無理がある。
黒ずみ始めた乳が、更にデカくなって益々俺好みになったところだが、やむなく娘を人里に返すことにした。

最後に三日三晩かけてとことん犯し尽くした後、適当に選んだ小さな村に娘を置いてきた。
既に完全に仕上がっていた娘は、俺の脚にしがみ付いて捨てないで欲しいと懇願した。
だがこれは昔から決まっていることだから仕方がない。
俺は泣き崩れる娘を村の入り口に置いて森へと帰った。
旅人から奪った金ぴか物やら石ころも一緒に置いてきたから、生活に困ることはないだろう。
やがて生まれる子供は、かつて俺がそうだったようにヒトとして育てられ、
うまく成長できたら魔物としての本性を現し、森へと帰って来るはずだ。


とにかくこうして娘は居なくなったのだが、おかげで俺は暇な時間を潰す方法がなくなってしまった。
そして何より昂ぶった性欲を吐き出す相手がいなくなったのがつらかった。
俺の一物はガチガチになって、寝るに寝られない日々が続いた。
どこかでまた娘でも攫ってこようかとも思ったが、中々適当なのが見当たらない。
以前忍び込んだ村は、あれ以来警備が厳重になって、近づくことすらできなくなっていた。
そんな悶々とした毎日を過ごして一週間ばかり経ったある晩、久しぶりに旅人が現れた。
馬の足音は一頭分…俺は憂さ晴らしを兼ねて、ひと暴れすることにした。

森を突っ切って先回りをすると、道を横切るように大きな倒木を置いた。
そして旅人の馬が来るのを木の上で待ち受けた。
しばらく待つと長衣を纏った旅人がやって来て、倒木の前で馬から降りた。
邪魔な倒木をどかすことができないか、思案しているのだろう。
頭からすっぽりと被った外套で、背格好は分からない。
武器の類を持っているかどうかさえ分からないが、なんとかなるだろう。

俺は雄叫びを上げて飛び降りると、旅人の背後から襲撃を開始した。
すると旅人より先に気づいた馬が跳ね暴れ、手綱を振り払って逃げ出した。
そして馬に引き摺られかけた旅人は、地面の上に尻餅をついてしまった。
走り去る馬を尻目に、俺はゆっくりと旅人へと近づく。
旅人は懐に手を入れると小さな刃物を握り締め、地べたに座り込んだまま振り回し始めた。
そのちっぽけな武器では、林檎の皮を剥くのがせいぜいだろう。
最初は問答無用で頭を潰そうかと思ったが、すぐに俺は風に漂う匂いに気がついた。
…こいつはいい…


刃物を持つ腕を難なく掴み上げると、俺は旅人の頭から外套の覆いを跳ね除けた。
真っ黒い布の中は真っ白な女…それもまだ若い中々の美人だった。
林檎のように赤い唇、白鳥のようにほっそりとした喉元、黒曜石の髪が滝のように雪崩れ落ちている。
切れ長の目元も涼しく、気丈にも俺を睨み付けている。
やたらと振り回される刃物と一緒に外套を毟り取ると、くるくると回りながら娘は再び尻餅をついた。
その拍子に服の胸元が裂け、白い乳房が垣間見えた。
肉付きの方も申し分ないようだ。

慌てて胸を隠す娘の目前を、ひらひらと白いものが舞い落ちる。
手紙だ。
ご大層な模様がついたそれは余程大切なものだったらしい。
胸のことなど忘れて、娘はその手紙へと飛びつこうとするが、俺が拾い上げる方が早かった。
どうやらかなり偉い奴が、かなり重要な用件を、かなり急いで伝えたかったらしい。
まぁそうでもなければ、こんな真夜中に小娘が一人で森の中を通るわけもない。
だが俺にとってそれはただの紙切れでしかない。
もはやヒトでない俺にはまるで意味のないものなのだ。

その手紙を返して欲しいと、娘が目で俺に訴えかけてくる。
その目を見ながら、俺は手紙をくしゃくしゃに丸めると、藪の中へポイとばかりに投げ捨てた。
にやりと嘲笑う俺の顔に、娘の怒りの混じった視線が向けられる。
しかしその視線が一瞬下に下りると、すぐに怯えに変わった。
俺の股間の状態に気がついたのだろう。
これから自分がどういう目に遭うのかが想像ついたはずだ。


既に先ほどの手紙は、娘にとっても意味がなくなった。
当分娘を人里へは帰すつもりはない。
俺は倒木を脇へ投げ捨てた後、娘の長い黒髪を掴んで、ねぐらへ向かって歩き出した。
娘は暴れながらも、引き摺られるようにして俺の後をついて来る。

「離しなさいっ!今すぐこの汚らわしい手を離してっ!」
全くもって往生際の悪い娘だ。
歩いていく途中、娘があまりに煩いので、俺は頬を2,3発はって、黙らせた。
結果としてぐずる娘を抱えて運ばなくてならなくなったが、一応大人しくはなった。
やはりご主人様への服従は早いうちに教え込んでおいた方がいい。
躾は最初が肝心だ。
この調子だと少々苦労するかもしれないが、それはそれで楽しいものだ。
触れられるのも嫌がっていた娘が従順になり、そのうち自分からおねだりする様になる。
その過程こそが調教の醍醐味なのだ。
これで当分は退屈せずにすむだろう。

純粋な野獣はただ貪り食らい殖えるだけだ。
ヒトとその眷属だけが他人の苦痛を楽しむことが出来る。
苦しみに悶える姿が、悲しみに溢れる涙が、恐怖にひび割れた泣き声が俺を慰めてくれる。
俺が忘れかけたヒトとしての心を、切ないほどに傷つけ揺さぶってくれるのだ。


果たして隠された茂みにあるのはまだ男を知らない可憐な蕾だろうか?
それとも淫靡に咲き誇る大輪の花だろうか?
どちらにせよ、折角の花をそう簡単に散らしてしまうのも勿体無い。
先ずはねぐらについたら裸に剥いて立たせ、乳や尻はもちろん、恥ずかしい穴の奥の奥まで観察してやろう。

それに飽きたらこの白い尻が、猿のように真っ赤になるまで叩いてやろう。
前の娘よりもでかい乳を、泣きが入るまでしゃぶってやるのも面白そうだ。
その後は女が果てるまで蜜壷を舐め尽くしてやろうか。
それとも濡れてもいないところにいきなりぶち込んでやろうか。
どちらにしろ最後にはこのすべすべの腹の中に、溜まりに溜まった俺の子種をぶちまけることに変わりはない。

色々な苛め方を頭に思い描いていると、肩に担いだ俺の新しい花嫁がぐったりとしたまま呟いた。
「…急がないと…明日までに…猊下に…」
木の上で飼われる慰みものになった時点で、この娘の世間との繋がりは完全に切れた。
勿論いずれは人里に返してやるが、それは当分先…腹ボテになって動けなくなったらの話だ。


【 fin 】


 

是非、作家さんの今後の製作意欲のためにも感想や応援を、拍手やBBSなどによろしくお願いします。 m(^о^)m

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-モドル-